DRAPOJI公式 中の人ブログ

DRAPOJIの中の人が商品情報や展示情報、レースシムで参加したレースのレポート等を不定期に書き込むブログとなっております。

鈴鹿10時間耐久レース観戦レポ 前編

皆さんお元気にしていますでしょうか。

中の人です。

今回は鈴鹿10時間耐久レースを観戦しに行ったのでそのレポートになります。

 

さて、舞台は三重県鈴鹿サーキット。私が住んでいる肥後橋から車で大体2時間ちょっとでしょうか。

このサーキットはF1のレースカレンダーにも含まれており多くのドライバーが好きなコースと挙げる攻めがいのあるサーキットとなっています。

私もシミュレーターでこのコース走るのは大好きです。

 

今回私は営業の人と一緒に観戦に行きました。

 

6時半に車に乗って肥後橋を出発し、9時ぐらいに鈴鹿に到着。

パスはこんな感じでした。

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かっこいい( ゚Д゚) これでパドックに入ることができ、ピットビルのラウンジの通路を通過できる

 ぐるぐるとパドックを歩いているとピレリタイヤのトラックとテントが

36台で10時間を走るため相当持ち込んでますよね…タイヤ

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ピレリのトラックとテントらしきものが、この鈴鹿10時間耐久レースピレリタイヤのワンメイクのためスーパーGTのようなタイヤ戦争はなくグリップも日本のタイヤのように高くない。 ブランパンとスーパーGTを行き来しているドライバーもいるがGT300をメインに戦っているドライバーはいつものレースとは勝手が違うため苦戦する傾向があるが今年はどうだろうか

またグッスマのピットまで行くとこんなものが

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裏を歩いていたらグッドスマイルのミクさんがお出迎え、カワ(・∀・)イイ!! 毎年いろいろなレーシングミクさんが生まれる。アニメや漫画等キャラクターをモチーフにした痛車チームは1年限りで消えることが多いが、グッドスマイルレーシングは2008年の鈴鹿1000㎞から参戦し3年目の2011年にチャンピオンを獲得。長年強豪チームとして安定して上位に食い込んでいる

今回脇阪氏は兄弟での参戦ということで注目されていましたが予選はProAm(プロアマ)クラスではポールポジションを獲得していました。

 

さて、肝心のレースですが使用される車両は世界中で盛り上がっているGT3(ジーティースリー)カテゴリで、主に市販車をもとに製作されています。

日本車はというとGT-RNSX、RC-Fの3社のマシンが作られています。

鈴鹿10時間ではレクサスは走りませんでしたがNSXGT-Rが参戦していましたね。

海外勢でいうとマクラーレンやポルシェ、ベントレーBMWメルセデスフェラーリ等数多くの高級車をベースにしたマシンが走っています。

また日本のスーパーGTに参戦しているMC(マザーシャーシ)車両が一台参戦しています。

MCとはスーパーGTの運営によって定められた共通のモノコックにメーカーの許可を取って走らせたいマシンのボディをかぶせて作ったマシンです。

スーパーGTではこのMCとGT3が同じクラスで混じって走っています

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脇阪兄弟が駆る60号車LM Corsaのポルシェを追うカーズ東海ドリームの2号車ロータスエヴォーラMC



そんなこんなでパドックを回っていたら10時に

ローリングラップ開始時間はS字コーナー付近でスタートを観戦

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ローリングラップの先頭はパガーニのゾンタR、サーキットの専用マシンで行動は走行できない。 甲高い音を奏でながら先導する。

メインストレートに帰ってきたマシンが一斉にスロットルを踏み込む

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一斉にスタート、36台がこれから長丁場の10時間を走るというのに接近しすぎでは?とひやひやしながら観戦してました。 エンジン音には各車特徴がありますが、36台固まっているととんでもないくらいうるさいです。 初めて観戦する方はイヤホンか耳栓のようなものをお用意するといいかもしれません。


序盤から激しいバトルが繰り広げられて行きます

ここで参加している日本チームの紹介といきましょう。

 

有名どころでいえばみんな大好きグッドスマイルレーシングのミクさん号

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今回は10時間レースの特別カラーリングになっているミク号 日本ではかなりの人気を誇るグッドスマイルレーシングのこのマシンだが、今年はスパ24時間にセミワークスチームのブラックファルコンの一台として人気コンテンツFate痛車で参戦、それに感銘を受けたチームは他の2台にも痛車のカラーリングを施す珍事が起きた。ドライバーは谷口、片岡、小林というスパ24時間でのトリオで参戦

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アウディを走らせているヒトツヤマレーシング、GT300クラスで走っているリチャード、富田に欧州でアウディに乗っているピカリエロを起用

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NSX GT3を走らせるチームアップガレージ、チーム ホンダ モチュール 、モデューロドラゴコルセ チームアップガレージには普段300で走っている小林、松浦に500クラスで活躍している牧野が加入。モチュールはインターコンチネンタルGTチャレンジに参戦中のトリオがそのまま参戦、モデューロドラゴコルセにはGT300で走る道上、大津コンビに加えGT500のホンダドライバーである中島大祐が加わった

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F1ドライバーミカ・ハッキネンが乗るPLANEXの720S GT3 日本人ドライバー二人とトリオを組む

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脇阪兄弟が駆るLM CorsaのポルシェGT3 兄弟でコンボを組むのは16年ぶり(2002年の兄弟で出場した鈴鹿1000㎞では総合優勝を果たしている)

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S耐に参戦しているSATO-SS SPORTのメルセデスAMG GT3 こちらはS耐に参戦しているマシンでこの鈴鹿10時間耐久ではS耐参戦チームに、コンストラクターズ争いに影響するポイントが付与される。

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ブランパンアジアに参戦しているカーガイレーシングとARNレーシング ARNレーシングはブランパンアジアではポルシェで参戦しているが鈴鹿10時間はフェラーリでの参戦、ARNはGT300で永井とともに参戦している織戸学が助っ人で加入

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ランボルギーニを走らせるJLOC このチームもランボルギーニスーパーGTに出場しており87号車にはGT500で活躍する関口雄飛が助っ人に、88号車にはランボルギーニのワークスドライバーであるマペッリ、GT500で活躍したカルダレッリ、スーパートロフェオ王者のリンデと強力な布陣

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こちらもS耐に参戦しているMPレーシングとGT NET  こちらは後述するKCMGのマシンよりも古いモデルのGT-R GT NETには大ベテランの山田英二が助っ人で加わる

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前述したカーズ東海ドリームのロータスエヴォーラMC GT300で走っている加藤、高橋に加え濱口が加入 高橋は日本一のアマチュアドライバーと呼ばれておりGT300ではあと一歩のところでチャンピオンには届かなかったが実力は折り紙付き


 

さてこんなにたくさん日本チームが参戦しおりますが海外チームも負けてはいません

メーカー所属のワークスのドライバーが多数おり海外メーカーも本気で勝ちに来ています。

 

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ベルギーを拠点としているアウディのワークス的存在のチームWRT 鈴鹿10時間にはRSモデル25周年記念のカラーリングに塗装され参戦 ドライバーはアウディ期待の若手ヴァンデリンデとバンスール、そして今年のスパで総合4位を獲得しているヴェルヴィッシュが25号車に。125号車のアブソリュートレーシングにはウィンケルホック、ハース、ミースのトリオで参戦


 

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総合のポールポジションを獲得したBMWワークスのシュニッツァー、3位につけた2018年スパ24時間覇者チームワーケンホースト シュニッツァーにはGT300にスポット参戦したことのあるファーフスとBMWワークスのトムチェック、ワーケンホーストに加入しているニック・キャッツバーグは今年F1ドライバーマックス・フェルスタッペン、ランド・ノリス、オーストラリアのV8スーパーカーズに参戦しているシェン・バン・ジスワーゲン共にiRacngのバサースト12時間レースに参戦した。

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ポルシェでも参戦しているアブソリュートレーシング、こちらは今年のバサースト12時間レースを劇的な勝利で飾ったオルセン、キャンベル、ヴェルナーのトリオで挑む。

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実はミクさんもワークスチーム扱いだったり、昨年優勝のグループM、ストラッカレーシング、クラフトバンブー、グッドスマイルレーシング、サンエナジー1と7台体制。 999号車は昨年の優勝者、マリチェロとエンゲルを起用しこの10時間レースに挑む。 予選の最高位はグッドスマイル、素直なマシン特性でどこまで這い上がれるのか

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実質ニスモワークスのようなKCMG 新型のGT-RGT3を駆り35号車には2015年のバサーストウィナーでありブランパンのチャンピオン獲得経験のある千代勝正、GT500のニスモのドライバー松田次男、スパ24時間に参戦したバートンが出場。018号車には今年のバサースト12時間レースに出場したインペラトーリに多岐にわたるカテゴリで活躍しているジャービス、リベラッティのトリオで挑む

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そしてベントレーのコンチネンタルGT3 こちらはMスポーツが作成しておりワークス体制での参加。ブランパンGTでは強豪チームだがこの鈴鹿ではどうか 巨体を極限まで軽量化したマシンでタイヤにやさしいという噂

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ほかにもワークスではないがプライベーターとしてキャラウェイのGT3やアストンマーチンを走らせているチームもある。 鈴鹿10HはGT3の日本のGT3の祭典である。


残りは後編で書いていこうと思います、思ったより長くなったので疲れました(´・ω・`)

 

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