BMW Driving Experience 120 at Road Atlanta レースレポート
どうも皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
最近バンドリをやらなくなっていたので久々に再開したら指が想像以上に動かなくなっていてショックを受けた中の人です。
親指が腱鞘炎になるかとオモタ…
さて、今回はiRacingの定番イベントになりつつあるのかな…?
BMW Driving Experience 120というBMW M8 GTEを使った2時間のスプリントレースです。
BMWのM8といえばこのような形でよくネタにされていますよね(笑)
Farewell CHONKY BOIIS #LeMans24 pic.twitter.com/M6ZEGXueIE
— Mattzel89 (@Mattzel89) June 16, 2019
フォード公式にも遊ばれる始末…
#FordWEC | Current situation at #1000mSebring 😉 pic.twitter.com/494pA29rKL
— Ford Performance (@FordPerformance) March 15, 2019
実際のサイズがこちら、うん、でかい… 遠近法疑うサイズは確かに…
遠近法を疑うサイズ pic.twitter.com/nhDxaEa5wg
— 呪われしshjTurtle (@shjTurtle) October 13, 2018
とまあこんな感じで遊ばれているM8GTEですがアメリカでは結構速いんですよ?
まあサイズ感は変わらずでかいですが、ましてやGT3のM6も大きなマシンなので、なおのこと。
でかいマシンしか作ってないんですかねBMW(・_・;)
さて、話が脱線しましたがこのBMW Driving Experience 120はBMWとiRacing合同で主催しているものです。
優勝者には今回BMWのGT4マシントレーニングのLevel1に参加させてもらえるとのことで豪華特典がついているんですよね。
ちなみに第一回はルマン24時間レースのパドックパスだったかな…?
今回がプチルマン前とのことで、ロードアトランタ2時間のスプリントレースが行われることに。
今回そこにDRAPOJI SIm Sports Racingとして僕と知人の二人で参戦しました。2時間レースですが二人で組む前提なので急遽参加してもらうことに。
コースはプチルマンの舞台、ロードアトランタ。
見た目はバランスの良い楽しそうなコースに見えるが、とてもアップダウンが激しく特にターン7(直角に曲がる二つのコーナーの前)はすごい上り坂で、なおかつ外側の幅広い縁石に乗せて挙動を乱すとそのままどこかへすっ飛んでいきます。
最終コーナーは上った分一気に下るので、シケインを上ってから最終コーナーへはジェットコースターに乗っている感覚です。
またコース自体もとても狭く1周4.08kmと、そこそこ距離はあるもののコース特性は高速タイプのコースなので、GTEマシンでも1分20秒ほどで回ってこれます。(今回のペースラップが17~18秒)
ちなみに路面は結構バンピーです。
ターン7で乱れている車両の図
先週書いたJeGTの記事ですが、こちらを観戦しに行っていたため練習はほとんどしておらず、朝起きて2時間ほどで組んだバサーストからのアレンジセットで、レースに挑みました。
予選は27番手からスタート、28番手には大阪にあるシム屋さんのLAPSさんが付けています。
スタートは無事に決めて二つポジションを上げました。
スタートはそこそこ、1コーナーまでに二つポジションアップ
しかし、先ほどのフォトのようにターン7で姿勢を崩し1台に抜かれます。
ここからは前を追っかける時間なんですが、このM8君。
燃費がぎりぎりで、飛ばしすぎると2ストップの可能性があり、勝負権をなくしてしまうのです。
なのでリフトアンドコースト(早めにスロットルを抜き、惰性で少しはしりつつ減速していくテクニック)をしつつ前に狙いを定めます。
3周目にチャンスが来ました。
前の車がスピン!ここで減速したので最終コーナーまでに並びかけます。
しかし現実はそう甘くなかった、内側のほうが路面がうねっていて、姿勢が乱れやすくトラクションもあまりかからなかったので抜けず…
しかしコースアウトしたマシンは後ろに下がりました。
こんなところでスリーワイド?頭おかしいんじゃないかって思う方いらっしゃると思います、ごもっともです、僕も思いました。
でもチャンスがあれば突っ込みます、このコース抜けないんですもの…(狭いし)
そして前の528号車の後ろにぴたりとつけて、燃費を稼ぎながらタイヤ、燃料をマネジメントします。
リフトアンドコーストは燃費だけでなく、タイヤのセーブにも有効なんです。
というか…どちらかというとタイヤセーブのテクニックになりつつあるのかな…?
7周目に立ち上がり加速からのスリップストリームで後ろにピッタリと付いた!
ここなら抜ける!ということでシケインのブレーキング勝負!
向こうも粘りのブレーキで突っ込みます。
並びかけるもインとアウトが入れ替わる!
アウト側に回った私は、ちょっとだけ弾き出されるような形でアウト側ぎりぎりへ、なんとかこらえて、また後ろから燃費とタイヤをセーブしつつ様子を伺います。
11周目
最終コーナーの立ち上がりで528号車がふらつく。
こちらがうまく加速を決めたため、ホームストレートで真後ろに!
イン側へ車を振る!そのまま1コーナーへ向かいます。
1コーナーは上りのうねったコーナー、サイドバイサイドで突っ込んでいくのは危険だが?
抜きました!
相手もこちらのペースが上だとわかったのか。
もしくは自分たちも燃費を稼がないといけないことに気づいたのか…
以外にもあっさりと譲った感じでした。
その後は次に控えている相方のためにペースを維持しつつ燃費走行へ
後ろから1台速いのが来ていたので張り合わずに行かせちゃいました( 一一)
燃費稼いでいるのに無駄に争っちゃうとガス欠しちゃうので…
ブレーキは少し粘ったんですけども、スピードの差がありすぎましたね。
47周走り切りピットイン、ガス欠症状が出ながらも何とか自分たちのピットへ。
中の人から今回の相方へ交代、ヘルメットの地の色が同じような色なので分かりにくいですが、ドライバーが変わってヘルメットも変わっています。
さて、中の人は役目を終えました。
しかし後ろとの距離を見たり、コーナーの先でアクシデントを起こした車がいないか、そういったことを確認するスポッターの役目が残っております。
ここからは私ではなく、相方がどう走るかにかかっております。
普段から走っている仲でしたので、どういう走りをするのかは知っていたのですが、今回はインシデント制限というものがついています。
インシデントというものですが、これはペナルティみたいなものでして、これが一定数貯まってしまうと失格になってしまいます。
車が半分以上はみ出してしまったり、コースアウトすると1、スピンアウトで2、接触などしてしまうと4のインシデントポイントが付きます。
今回は25の制限ですので25に達してしまうと失格なのですが、ここまでで1しか付けていません。
私自身結構インシデントをつけてしまう人間ですが、今回ロードアトランタという短いコースで周回数が多く、インシデントも付きやすい状況でしたので、慎重に車をピットまで運んだのです。
相方も同じく私のようにインシデントをつける走りをするので慎重に走るように指示。
ペース的に厳しいので、ここからは後ろとの距離を縮められないようにする戦いになります。
ペースが1秒、2秒も違うので先に行かせます。
今回の目標はとにかく完走すること、これが大事なのです。
耐久レースの練習も兼ねて出場したため、こういった目標を掲げましたが思ったよりも効果は出ていました。
普段インシデントを重ねるとこが、終わってみればインシデント0で走り切ってしまったので…私自身が驚きました。
さて今回のレースですが、ここまで抜かれているイメージが付きがちですが、見せ場も作ってくれました。
後半にコンマ5秒ほど速いペースで、追いかけてくる車両が1台いたのですが、周回遅れにしてくるラップオーバーの車両を巧みに使い、かわし切りました。
カラフルな緑ホイールのBMWが追いかけてきていた車両。
しかしラップダウンされる際に周回違いのマシンをうまく間に挟み、抜かせる隙を与えませんでした。
何とか追撃を振り切り20番手でフィニッシュ。
最後はガス欠を起こした車両も多かったので、序盤に私が燃費走行をしたかいがありました、燃料には十分余裕がありましたからね。
今回のBMW Driving Experienceは収穫が多いかといわれると多くはなかったのですが
、トップレベルのプロたちが集まる場所で走れたという経験は大きなものになったと思います。
普段トップで走っている人たちとレースができるというのは、なかなかできないですからね。
レース本編は、こちら
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